比地大滝↑
Google mapリンク
クリックすると別ウィンドウで比地大滝キャンプ場への地図が表示されます。
比地大滝は、沖縄県国頭村を流れる比地川の上流部に位置する滝で、高さ約25mと沖縄最大級を誇ります。やんばるの観光地としては有名どころで、観光客や地元の人もよく訪れるため、遊歩道はきれいに、そして安全を考えて作られています。散策路のふもとにはキャンプ場が整備されており、多くの家族連れがキャンプを楽しんでいました。
キャンプ場入り口

このコテージのような建物が比地大滝キャンプ場の管理事務所で、比地大滝に行くにはここを通らなければなりません。入場料金は大人500円、子ども300円です。キャンプをする場合は、別途料金が設定されています。
詳しくはこちら→
比地キャンプ場キャンプ場

事務所を通ると、キャンプ場が広がっています。外にはトイレ、シャワー、炊き出し用の洗い場や石釜など、よく整備されています。
比地川砂防ダム

キャンプ場も近くに小さなダムがありました。生活用水などを賄っているわけではなく、梅雨や台風時に比地川が増水し、土石流などの災害を引き起こす危険を減らすために設備されているものらしいです。
遊歩道

いよいよここから滝に向けて歩いていきます。遊歩道は広く、周りの雑草などもきれいに刈られています。
料金を払うときに、片道40分かかりますよと言われましたが果たして。
Mountain or River

しばらく歩いていると、このように山道か、川沿いかルートを選べる箇所があります。とは言っても300m程で合流し、同じ道を歩いていくことになりますが。
このときは暑かったので、川沿いの道を涼みながら行くことにしました。そして、帰りは山道から帰ろうと。このときの選択が、ある出会いのきっかけとなったのです。(後日の記事にて)
比地川流域

川沿いの河原をゆきます。水はつめたく気持ちいい!川遊びを楽しむ家族連れも多く、賑わっていました。

斜めに走る地層がおもしろいです。
川沿いコースはすぐに山道に合流して・・
吊り橋!

渓谷にかかった吊り橋を渡ります。実は今年の5月にも来たことがあるのですが、そのときは吊り橋に至るまでの道の岸壁の工事をしていたので、吊り橋を通ることができませんでした。今回は工事も終わっており、無事通れました。
吊り橋から

吊り橋は高さ10m程でしょうか。橋が揺れて怖いーー!とはなりません(笑)前の画像でわかるように、橋はかなり頑丈に作られていて、ちょっとやそっとでは揺れもしません^^;
下では川遊びを楽しむ家族連れがいました。
滝まであと

吊り橋を渡り終えた地点にある看板。滝まであと650mだそうです。入り口の管理棟までの距離も660mなので、ほぼ中間地点といったところ。
ここからが本番

距離的には半分まで来ましたが、感覚としてはここからが長かった。上流に行くにつれて道は険しくなり、アップダウンが多いためかなり階段を昇り降りします。
登る登るー

ここがそうですが、一部の階段はかなり急になっています。まあ普通の体力があれば問題ありませんが。
5歳くらいの女の子でも、お母さんと手を繋いでがんばってこの階段を登っていたのだから。偉いぞ!
ちょっと休憩

疲れたら休めるように、屋根付きの休憩所もあります。
ここ、鳥の観察によさそうだなー。
遊歩道より

川よりやや高い位置にあるので、川を左手に見下ろすように進みます。

巨大な岩石に、倒木。切り立った崖。川のスケールが大きくなってきました。もうすぐかな。
電波バッチリ?

滝まであと150mとなりました。看板にあるように、携帯電話の電波も立っていました。わたしはauのiPhone使いなのですが、他キャリア他機種はどうなんだろうか。ここまでの途中で、"auの携帯電話使えます"という看板もあったので。
直前に

本元お出ましの前に、小さな滝がありました。
地形はかなり急に、複雑になってきています。遊歩道は転落防止に120cm程の手すりが備え付けられています。
そしていよいよ・・・!

比地大滝に到着しました!
さすがに高さを感じます。そして、切り立った岸壁、滝壺に落ちる水の流れ、周りを囲む木々。なかなか見事な情景です。しかし2点ほど残念?なことも
一つに、5月に来た時に比べて水量が少ないです。7,8月と沖縄は雨の量が少なく、今年は干ばつ気味であるため仕方ありませんが。
もう一つは、立ち入り制限がされていて、これ以上滝に近づけません。滝までの距離は50mはあるでしょうか。滝壺へ落ちる水のしぶきを感じることはできません。制限されているロープの先に看板が立っているので、かつてはもっと先へ進めたのでしょうが。水難事故があったのかもしれません。残念ですがこれも致し方ありません。
ということで近づけないので、ズームで遊びます。
(今回の記事の画像は全てsigma 18-250mmで撮影したものです。)
水を止める!

高速シャッターで水の動きを写し止めます。ちなみにこのときのシャッタースピードは1/1000秒です。止まるは止まりますが、水量が・・。
光差すなか

上流部で

縦位置で

流して・・

低速シャッターで撮ると、水の動きを表現できます。こっちのほうが流れを感じていいかな。シャッタースピードは1/13秒です。低速シャッターを使う場合は三脚を使うのがセオリーですが、これは手持ち撮影です。風景にはこだわってないのですねー。手ぶれを抑えるために、胸ほどの高さにある手すりに両肘をおいてなるべく固定して撮っています。
比地大滝、風景編は以上です。いかがでしたか?絞りきれず、かなり写真の枚数が多くなってしまいました。
所要時間ですが、片道40分かかると料金支払い時に言われたのですが、写真の記録をみてみると、1時間30分かかっていました^^; 風景を撮り歩きながら、野鳥や虫、トカゲなんかを見つけるたびに引っかかり、レンズ交換もしながらの散策なので無理もないですが。
滝は水量が減っていたため、前に来た時ほど圧倒はされませんでしたが、沖縄最大級は見ものです。遊歩道もきれいに整備されていて、やんばるの山・川の両方を体験できるので、観光等の際には是非行ってみて下さい。
比地大滝で出会った生き物について、後日記事を書きます。あまり多くはないですが^^;
それでは!
続きをたたむ