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Fielder's choice!

~沖縄フィールド散策~  野鳥・昆虫・風景・天体....
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広角DA12-24mmで撮る 梅雨入り前の天の川

2016/5/14 撮影
画像クリックで新しいタブで拡大画像開きます。本記事内はすべて大サイズ画像。

大サイズ画像(3.34MB)
IMGP3143-2.jpg
K-5Ⅱs + DA12-24mm F4 [F4.5 60' ISO1250 12mm]アストロトレーサー使用

今年になって初めて天の川を撮ってきました。天の川といえば夏で、いつも7、8月頃に撮っていたと思うのですが、今年は梅雨入り前に撮りました。まだ時期が早いので午前1時といえどもこんな低い位置にありますが、地上に近いのでかえって迫力があります。伊計島の畑が広がる中なので視界を遮るものがなく、夜空一面星の世界を楽しめました。さそり座アンタレスが光芒出して輝いてておもしろい。

もちろんアストロトレーサー使用です。この写真は60秒露光。バッチリ点になっています。地上はアストロトレーサーによるセンサーの移動に引きずられてしまうはずなのでバッチリとは写りませんが。現像で明部をかなり持ち上げたため、不自然な感じになっています。
 
右下の街灯の明かりがかなりうるさかったのですが、こういうときはLightroomの力を使って一部分が明るくなりすぎないようにします。鬱陶しいだけだと思っていたはずの光でしたが、綺麗に光芒も出てむしろいいアクセントに。
天体写真は撮影と現像は1:1。わたしは天体用のソフトは使っていませんし、コンポジット合成などもしませんが、現像時の調整は必須。Lightroomは偉大です。




天の川と夜の海(4.11MB)    0時50分撮影
IMGP3141-2.jpg
K-5Ⅱs + DA12-24mm F4 [F4.5 60' ISO1250 14mm]アストロトレーサー使用

宮城島の高台より。

今まで天の川は夏に撮るものだと決めつけていましたが、そのせいで問題がありました。夏の夜中に撮ろうとすると、天の川が南の空に高く登るため、南の方角にカメラを向けなければなりません。そうすると那覇の活動のおかげで地上付近が明るいんですね。これは沖縄本島にいると逃れられません。かと言って那覇より南で、星空の見える開けた高台と言ったら...。さすがに勇気がありません。離島にでも行かなければならないと思い込んでいましたが、あっさり解決しました。この時期なら、深夜の時間でも南中しません。高度も低く、東側にあるため、宮城島からの位置関係では那覇の光害を避けることができました。天の川の真下は昔でいう知念村あたりでしょうが、真っ暗なようです。少し西を見ると那覇ですが、空の明るさが全然違いました。

暗いので分かりづらいですが、下のほうは海。昼間はかなり見晴らしのいい高台です。天気もよく絶好のチャンス。ただ惜しむべくはISO感度上げすぎたな。夜だから仕方ないですが、結構ノイジー。広角なので、露光時間伸ばしてでも感度は下げるべきだったか。でも仕方ないです。車がビュンビュン飛ばしてて怖かったですから。ここでは急いで数枚だけ撮りました。






広角の流れ(4.73MB)
IMGP3147-2.jpg
K-5Ⅱs + DA12-24mm F4 [F4.5 239' ISO400 12mm]アストロトレーサー使用

反省を踏まえ、露光時間4分でISO感度400に。
DA12-24mmの広角端で撮ってますが、やはり周辺部は流れます。超広角なので致し方ない部分ですが、中央部はよく解像しているし、周辺部の星は降ってくるものとして納得しましょう(笑)

以前撮ったときに目立った色収差による滲みはこの写真では気になりません。1/3段でも絞ったからでしょうか。収差が出ているときの記事はこちら。同じく天の川ですが、拡大しなくとも白い星から青い光がはみ出しているように写っています。これだけ出ると厳しいかなと思ったのですが、今回くらい抑えられていたら、余裕で許容範囲です。





IMGP3148.jpg
K-5Ⅱs + DA12-24mm F4 [F4.5 216' ISO800 12mm]

ちなみにアストロトレーサー不使用だと当たり前ですがこう流れます。天の川は流して撮るものじゃないですけどね。バルブ撮影で3分15秒ほどです。星は動いている、というか地球は回っていることを実感します。






干潟星雲と三裂星雲(2.91MB)
IMGP3155-2.jpg
K-5Ⅱs + DA★300mm F4[F4.5 40' ISO1250 300mm]アストロトレーサー使用

最後だけ超望遠で。二つの星雲が収まっています。写真下のほうが干潟星雲で、上にあるのが三裂星雲。昨年の記事でこの天体については紹介しているので、よろしければ。 <夏の忘れ物 M8干潟星雲>




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夏の忘れ物   M8干潟星雲

2014/07/30撮影
 天体の記事が続きます。天体の写真を現像していたら、昨年の夏に撮った写真が出てきたので今さら紹介。こんなものを現像もせずに眠らせていたとは。(画像クリックで新しいウィンドウに元画像が開きます)

M8干潟星雲
IMGP7584.jpg
K-5Ⅱs + DA★300mm F4[F4 30' ISO2500 300mm 0EV]アストロトレーサー使用

 干潟星雲は天の川のいて座周辺にみえる、夏を代表する星雲。この星雲を南北に横切るように帯状の暗黒星雲があり、それを干潟に見立てたためこの名前が付いたとか。明るくわかりやすいので撮影しやすい天体の一つです。

 夏の天の川は星雲、星団の宝庫。この写真にわかりやすい星雲がもう一つ。それが右上にあるM20三裂星雲。暗黒帯が星雲を三つに引き裂いたような形をしていることからこの名が付いていますが、この写真でも拡大してみるとなるほど確かにそうなっているのがわかります。わたしは四つにわかれているように見えますが。

 さらに言うと、三裂星雲の上、画面の端付近ににやや星が集まっていますが、これもメシエ天体の一つでM21散開星団。これは小ぶりな天体ですが、名のある星団です。300mmの望遠の視野内にこれだけの天体が入るほど、夏の天の川には天体がひきめしあっています。




M6とM7
IMGP7538.jpg
K-5Ⅱs + DA★300mm f4[F4 20' ISO2000 300mm 0EV]アストロトレーサー使用

こちらも300mmの視野内に入る二つの星団。右がM6で左がM7。




夏の天の川
IMGP7504.jpg
K-5Ⅱs + DA12-24mm F4[F4 259' ISO250 14mm 0EV]アストロトレーサー使用

 最後は夏の天の川。さそり座、いて座の明るい部分ではなく、天頂付近の淡い部分を撮りました。それでもこれだけの星。おびただしい数です。写真の真ん中には夏の大三角形も確認できます。

 この写真はDA12-24mmで撮りましたが、しっかりと追尾していて、前回の記事に上げたような問題はありません。しかし、レンズそのものに起因する問題が。色収差出すぎじゃないかこれ。DA12-24mmが色収差出やすいレンズだということが十分承知していますが、さすがにこれでは...。元画像を拡大してみると、明るい星や周辺部の流れた星に青い色ズレが。こと座のベガなんかがわかりやすいです。もっとピントを追い込むか、少し絞って撮るか、現像時に処理するか...。超広角なのに星空に向いていないのかと思ってしまいます。悩みは尽きません。



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