M41散開星団ほか アストロトレーサー超広角での問題点
2015/02/22撮影
前回紹介した馬頭星雲の他の天体の写真も。
M41
K-5Ⅱs + DA★300mm f4[F4.5 12' ISO2000 300mm 0EV]アストロトレーサー使用
おおいぬ座にある散開星団のM41。
明るいシリウスの近くにあるので比較的見つけやすいです。光害がなければ肉眼でもぼやっと星が集まっているのがわかるので、ISO2000に12秒露光でも写すことができます。
シリウス
K-5Ⅱs + DA★300mm f4[F4.5 12' ISO2000 300mm 0EV]アストロトレーサー使用
おおいぬ座のシリウス。冬の南の空にひと際明るく輝いています。太陽を除けば地球上から見える恒星のなかで最も明るいとか。
南の空
K-5Ⅱs + DA12-24mm F4[F4 12' ISO5000 19mm 0EV]アストロトレーサー使用
写真左側の中央にあるのがそのシリウス。確かに一番明るいです。写真中央やや右にはこれも代表的な冬の星座のオリオン座があります。小三ツ星のなかに赤っぽく写っているのはおなじみオリオン大星雲です。
DA12-24mmを使ってみましたが、広角なぶん地表付近の光害も拾ってしまい、納得できる写真が撮れませんでした。またこの写真も19mmで撮っているように、広角端の12mmでうまく撮れません。星の動きが大きい南の空で顕著なのですが、アストロトレーサーを使用しても星が流れ、ケラレが発生します。使用方法に間違いはないはずなのですが、原因がわかりません。
失敗写真
K-5Ⅱs + DA12-24mm F4[F4 132' ISO400 12mm 0EV]アストロトレーサー使用
これがその失敗写真。広角端の12mmでアストロトレーサーを使って2分10秒ほど露光したのですが、星が流れています。下の鉄塔や木を見ると止まっているので、追尾していないようです。これが誤作動で追尾しなかったならわかりますが、謎なのが上のケラレ。なんだこれ。どうしてこうなった。ちゃんとフードつけて、長時間露光するとこうなってしまうのか?わかりません。アストロトレーサー使わずに撮ってみればよかった。
取扱説明書を見ても、焦点距離による制限などありません。それもそのはず、夏に天頂の天の川を撮ったときには問題なかったですから。原因不明ですが、超広角を使いこなせていないのは残念です。
気を取り直して、他の星へ。
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