源河川は沖縄県名護市を流れる二級河川で、名護市内最大の川だそうです。
個人的に、幼い頃によく連れてきてもらった川で、この手付かずで亜熱帯を感じられる雰囲気が大好きです。

川沿いには林道が整備されており、何箇所か川に下りられる場所も作られています。
水深も浅いところが多く、小さな子供にとっても割と安全なため、多くの親子連れでにぎわっていました。
人の多い下流を通過して、上流を目指します。
ある程度進むと、川が分岐している地点に着きました。
そこは川に降りられそうだったので、ここで車をとめて、いざ!


冷たい!気持ちいい!


この清流を歩いていきます。
川の両岸には樹木が立ち並び、ほとんどが日陰になっているので日中でも涼しいです。

ローアングルから1枚。
降水量も関係するのでしょうが、このように川底がしっかり確認できるほどの浅さでした。
<リュウキュウハグロトンボ>

川の宝石、リュウキュウハグロトンボ。
オスの体はこのように、光沢のあるエメラルドグリーンをしており、翅も基部から中央付近にかけて青色に輝いています。
どうしてもオスのほうに気が向いてしまい、今回メスの姿は確認できませんでしたが、メスはこのようなエメラルドグリーンの輝きは持ちあわせていません。

とても綺麗で、渓流の象徴ともいうべき存在です。
もうすでに何度も撮っているのに、見つけたらレンズを向けています。
さて、更に進んでいくと、小さな竹林を見つけました。
<
リュウキュウチク>

沖縄という亜熱帯の森の中に竹林があるのは多少違和感を感じます。
すぐとなりにはヒカゲヘゴが生えているのでなおさら(もっとわかりやすく撮っておけば・・)
かなり局所的に生育しているようでした。
上流のほうに、小さな滝を見つけました。

川のところどころに、このような規模の滝があるようです。
この滝の上流と下流で、生き物の分布に違いはあるのでしょうか。

魚もこれは登れないと思うのですが・・。気になるところです。
さらに先に行くこともできましたが、キリもいいのでここまでにしました。
源河川の景観はやはりすばらしかったです。探していた野鳥を撮ることはできませんでしたが、
川を歩くだけで十分楽しめたし、癒されました。
今回観たのは川のごく一部分です。
夏の間にまた通って、いろいろな顔をみていきたいと感じました。
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