
K-5Ⅱs + DA★300mm f4 [F5.6 1/320 ISO3200 300mm -0.7EV]
リュウキュウヤマガメは沖縄の固有種で、沖縄島、渡嘉敷島、久米島のみに生息しています。個体数はかなり減少しているとみられ、国指定の天然記念物に指定されています。森林性のカメで、照葉樹林の湿った林床を好み、乾燥した場所ではみられないそうです。(
環境省:絶滅危惧種情報-リュウキュウヤマガメ-)
周りに落ち葉をかき分けた跡があったので、落ち葉に身を隠していたものが出てきたのでしょう。思いがけず貴重な生き物に出会えて感激でした。
上からー

K-5Ⅱs + DA★300mm f4 [F5.6 1/320 ISO3200 300mm -0.7EV]
もうちょっと引きの絵を撮りたかったですが、周りに登れるようなものがなく、サンヨンレンズしか持っていなかったため、背伸びでこれが限界^^;
甲羅に3本の筋状の線が入るのが特徴で、ふちの部分はギザギザになっています。
正面から

K-5Ⅱs + DA★300mm f4 [F6.3 1/320 ISO3200 300mm -0.7EV]
正面からみると甲羅の盛り上がりがよくわかります。体色は褐色で、エッジの部分は黄色がかっています。このような落ち葉の積もった場所では、完全に保護色になっています。画像を検索してみると、甲羅や顔面に走る線がかなり赤みがかったものも多かったのですが、個体差があるようです。雌雄や成熟度、繁殖期などの要因によって変化するのかもしれません。十分な生態調査はされていないらしく、調べてもわかりませんでした。
注意喚起標識

K-5Ⅱs + DA★300mm f4 [F6.3 1/320 ISO1250 300mm -0.7EV]
森のなかにはこのように、注意喚起する標識がいくつもみられます。この標識ではリュウキュウヤマガメがデザインされています。顔が真っ赤に描かれていますね。
擬態

K-5Ⅱs + DA★300mm f4 [F6.3 1/320 ISO2000 300mm -0.7EV]
これじゃ気付かないですね^^; うっかり踏みつけてしまいそうです。
引っ込んだ

K-5Ⅱs + DA★300mm f4 [F6.3 1/320 ISO3200 300mm -0.7EV]
カメさんだけあって、動きはゆっくり・・・、というか、ほとんど固まってました。スローシャッター切っても全くブレないんじゃないかと思うほど。しかし、撮影に夢中になって周りをウロウロしすぎたせいか、ちょっと引っ込んでしまいました。なにも言わなくとも、ストレスを感じているのかと思ったので、ここで終了しました。
その後、撮り忘れたものを思い出して(せっかく動かないので、スケールをとっておこうと)戻ったのですが、わずか2,3分でいなくなってしまっていました。普段は人の立ち入らないような森のなか、見知らぬものに遭遇して怖がっていたのかもしれません。
驚かせてごめんね。でもありがとうー。
リュウキュウヤマガメに出会えたことで大収穫となった日でした。
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