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OLYMPUS PEN E-P5 を2カ月使ってみて・・・   画質と使用感レビュー

2015/02/25

昨年12月末に購入したOLYMPUS E-P5 に M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8。
発売日は2013年6月と1年半も前ですが、PENシリーズの最上位機種としていまだに健在。E-M5Ⅱも登場した今ですが、約2カ月間使ってみての使用感などを書いてみます。

IMGP8621.jpg
K-5Ⅱs + TAMRON 90mm F2.8 Di MACRO[F3.2 1/640 ISO400 90mm +0.3EV]

 一眼レフのK-5Ⅱsを使っていながら、ミラーレスのE-P5を購入したのは、先日書いた通りです(マイクロフォーサーズ再び
簡単に言うと、一眼レフを持ち出しにくい室内での撮影、また人を撮るときに自然で威圧感を与えないで撮るためにコンパクトでありながら高画質なカメラを求め、レンズ交換も楽しめるマイクロフォーサーズのミラーレス機としました。使って感じた特徴、いい点、悪い点などなど。



1. 携帯性・デザイン
IMGP8526.jpg
 さすがにポケットに入るとはいきませんが、省サイズ。レフ機と比べたら圧倒的にコンパクトです。厚みがないのがそう感じさせます。ボディだけならこの通り。これで一般的なコンデジの1/1.7~1/2.3より大きい4/3のセンサーが入っています。


M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
IMGP8566-2.jpg
 比較的コンパクトなM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8との組み合わせでは、レンズをつけてもサイズ感は変わりません。コンパクトでどこでも出せるカメラとして選んだので、ここは大事なポイント。マイクロフォーサーズでもドデカいレンズはありますが、いくら画質がよくても選びません。ミラーレスでもAPS-Cを外したのは結局レンズがデカくなってしまうからなので。
 デザインはPENシリーズということで力が入っており、クラシカルでカッコいいです。ボディ全体が金属の外装なので、コンパクトながら重みがあり、高級感を感じさせます。E-P5とE-M5ではデザインの面からE-P5を選んだということもあって、見た目には満足。




2. 5軸手ブレ補正

 暗い室内での撮影もものともしない強力な補正効果。5軸というのはダテじゃありません。とりあえず絞り優先オートで開放からF2.8あたりまで、ISOオートで上限3200に設定していて撮るぶんにはあらゆるシーンのシャッタースピードでも不自由しません。1/60秒くらいのスピードであっても、特にブレに神経質にならずともシャープに撮れるのはさすがです。シャッター半押しすると、小さくサーーーという音を立てながら手ブレ補正が働き始め、バックモニターの像がビックリするほど安定します。自室で試していたときはこの音が気になるかと思いましたが、実際の使用では聞こえたこともありません。

シャッタースピード1/20秒
P2010814.jpg
E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8[F3.5 1/20 ISO3200 17mm 0EV]

これは1/20秒で撮った写真。特に手ブレに注意を払ったわけでもなく、普通にシャッターを切ってこのシャープさ。使いやすいレンズの画角に明るさと合わせて、居酒屋カメラにはもってこい。



3. EVF

 17mmF1.8のキットにはEVF『VF-4』が付属します。外付けなのでホットシューに取り付けすることになりますが、236万ドットになったということで繊細になり、見え方がよくなった、らしいです。E-P5との組み合わせだとアイセンサーも効くため、覗いたら自動でファインダーに表示が切り替わります。

VF-4
IMGP9773.jpg
 ただしEVFを付けるとかなり大きくなってしまいます。コンパクトなシステムを目指しているのにこれでは本末転倒。頭でっかちで見た目のバランスも悪くダサいので、わたしは使いません。一眼レフのOVFを使っていると、EVFはアイセンサーにより自動切り替えはしますが、一瞬の切り替えのラグが気になってしまいます。またOVFと比べると表示ラグも気になりますし、目と至近距離にある液晶画面を見続けるとどうしても疲れてしまいます。現状背面液晶よりもEVFを使うメリットを感じません。


IMGP9774.jpg
IMGP9775.jpg
 横から見るとそのデカさが一層際立ちます。上からのぞけるようにもできますが、同じように背面液晶も可動式で、これもメリットとはなりません。
 今回EVFの使い道を探ろうといろんなシーンで撮ってみましたが、結果感じたのは背面液晶の視認性のよさ。さすがに屋外ピーカンの下では背面液晶じゃ見えなくて、EVFが欲しい!となると思いましたが、そうはならず。極端に明るい中でもそこまで見えにくくならなかったので、どこでも使えますねこれ。まあわたしの使用目的からするとE-P5は屋内撮影が主なので、屋外ピーカンではK-5Ⅱsを使うのがほとんどなのですが。




4. 可動式液晶

 EVFとも関連して。別に可動式の液晶なんて必要ないんじゃないの?と思っていましたが、あると便利。ノーファインダーな撮影だと使い道はありますね。上向き80度だけでなく、下向き50度へも動かせるので、ローアングル、ハイアングルの写真が撮りやすい。
IMGP8522.jpg


PC290138.jpg
E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8[F3.2 1/160 ISO200 17mm 0EV]

例えばこんなとき。路上で寝ている猫と同じ目線で撮ろうとしたときに、地面に這いつくばる必要がなくなります。




5. 1/8000シャッター

 E-M1と同じ高速シャッター。使えるシャッターの最高速は速いに越したことはないと思っています。実際そこまで使うことは少ないですが、レンズも開放F1.8と明るいため、晴れた屋外での開放撮影ではここまで上がることもあります。高速シャッターを採用したことによるシャッターショックの微ブレがオリンパスで一部問題になっていましたが、ファームウェアアップにより追加された低振動モード0秒を設定することにより解決するようです。
OM-D E-M1の低振動モード0秒の効果。

シャッタースピード1/8000秒
P2221154-2.jpg
E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8[F2.5 1/8000 ISO125 17mm -0.3EV]

クソつまらん写真だな。でも探してもこれしかないというくらい、最高速1/8000秒は使ってなかったというわけですが、限界値が高ければ高いほど余裕を持てるので、表現の幅は広がるはず。


1/5000秒
P2150952.jpg
E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8[F2.2 1/5000 ISO200 17mm 0EV]




6. 使い勝手

 ざっくりとしていますが、使い勝手についてまとめて。前後ダブルダイヤルはやはり使いやすいです。普段は絞り優先オートで後ダイヤルで絞りを、前ダイヤルで露出を調整します。以前持っていたE-PL5とは操作性において似て非なるものです。電源ON.OFFとモード選択もレバー操作など、使いやすく質感もいいので撮るのが楽しくなります。ただし操作面で一つ不満なのが、再生した画像を拡大した際にボタン一つで戻らないこと。撮った写真のピントやブレを確認するためにダイヤルを回して拡大するのですが、同じようにダイヤルを回して戻さなければなりません。普通十字キーの真ん中にあるOKボタンで戻るよね!?めんどくさいよこれ。
IMGP8509_2015022321340201f.jpg



・AF

 AFは17mmF1.8との組み合わせで非常に速く合焦します。パナソニックのレンズを使うよりもAFは速いですね。ただし精度はいまひとつ。速度を優先しているのか、たまに全く合っていないときも。主に人を撮るため、こちらも相手も動きながらという場合もあるからだと思いますが。AFは顔検出AFなるものを使っていますが、これがかなり使えます。コンデジにありそうな機能は使わないぜ!と思っていたけれど、可動式液晶に続き使ってみると便利。画面のどこにいても認識して合焦するし、横顔でもOK。おもしろいのが、4、5人くらい集まった写真を撮り、拡大した後にOKボタンを押していくと、認識した人の顔をそれぞれ表示していきます。いまどきのカメラはいろんなことができますね。
P1310749.jpg
E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8[F2.5 1/60 ISO250 17mm 0EV]

こういったシーンでもしっかり5人を認識しました。とはいってもピントは面なので全員にピントは合いませんが。前後にいると、手前の人に合わせるようです。




7. 画質

 さて、一番大事な画質について。コンパクトでどこでも出せつつ、画質にもこだわってのマイクロフォーサーズミラーレスなので。17mmF1.8との組み合わせでの感想ですが・・・。


マイクロフォーサーズというセンサーサイズなりの画質


 という印象。センサーサイズの壁は越えられません。カメラ雑誌などではマイクロフォーサーズはかなり持ち上げられていて、APS-Cを超えたとか、フルサイズ並みというのも見られますが、んなこたぁない。センサーサイズの違いというのは確実にあります。
 解像度ではない。それならよく解像するいまどきのレンズを装着すれば繊細に写ると思いますが、より大きなセンサーのカメラとの違いを感じるのはダイナミックレンジ、色の再現性。解像よりよっぽど大事だと思うんですよねそのあたり。条件が厳しくないシーンだと気にならないのですが、晴れた屋外の強光下など、輝度差の激しい状況だと弱さがでます。ハイライト部分が粘れず容易に白飛びするため、淡泊な写りになってしまいます。またそれが人の肌だったりすると、JPEGで撮っていたらデータが残っていないので諧調が戻りません。E-P5は気楽にJPEG撮ってだしで使おうかと思っていましたが、マイクロフォーサーズこそRAWで撮らないといけないと感じました。

強光下
P2010793.jpg
E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8[F2.5 1/3200 ISO200 17mm 0EV]


P2151008.jpg
E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8[F1.8 1/2000 ISO200 17mm 0EV]

P2151083.jpg
E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8[F3.2 1/800 ISO200 17mm 0EV]


 ネガティブなことを書きましたが、実際のところこのようなシーンで使うつもりはなく、想定している屋内での撮影はすこぶるよいです。センサーサイズの面で高感度ノイズが気になるところですが、F1.8の明るいレンズに低速シャッターをものともしない強力な5軸手ブレ補正のおかげでISO感度を上げなくて済むので、支障ありません。1/60秒程度のスピードで手ブレを気にせず使えるので。


暗いシーン
P1280670_20150225002654966.jpg
E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8[F2.2 1/30 ISO3200 17mm 0EV]

 といってもさすがにここではISO3200まで上がっていますが。JPEG撮ってだしのノイズの処理がうまく、ザラツキ感がありません。



1/8秒手持ちでも気合い入れたら
P1280664_20150225181151945.jpg
E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8[F2.2 1/8 ISO3200 17mm 0EV]


海洋博公園 海洋文化館
P2151125.jpg
E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8[F2.8 1/80 ISO1000 17mm 0EV]

 余談ですが、リニューアルされた海洋文化館はとてもよかった。写真撮影はかなり制限されており、なにも見せられないのは残念ですが、海とともに生きてきた民族の歴史が紹介されています。見せ方が非常に凝っていて上手く、実際の船や楽器、縄などの道具といった資料も豊富で、国立公園の文化施設として素晴らしいものだと思います。行っただけで頭がよくなった気になれるのも〇 (笑)
 ところが、閉館間近の時間帯だったとはいえガラッガラ。海洋博公園といえば、美ら海水族館が人気、知名度ともにブッチギリで、美ら海に行きたいがために北部まで来ている観光客も少なくないのですが、このような施設が知られていないのは寂しいです。熱帯ドリームセンターにしてもそうですが、海洋博公園には美ら海以外にも楽しい施設があるので、是非立ち寄ってほしいものです。


屋内
P1310682.jpg
E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8[F2.5 1/80 ISO640 17mm +0.3EV]


P2080840.jpg
E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8[F2.2 1/80 ISO1000 17mm +0.3EV]


P2080841.jpg
E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8[F2.2 1/60 ISO2000 17mm +0.3EV]



室内
P2080856.jpg
E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8[F2.2 1/160 ISO1600 17mm 0EV]




 晴天下でも、光の入り方に注意すればコントラストの高い写真を撮れます。17mm F1.8がフードなしの状態で使っているため(別売りで高い・・・)、無駄な光が入りやすい状態なのでしょう。順光で空を撮れば、きれいな青が出ます。
P2151044.jpg
E-P5 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8[F3.2 1/4000 ISO200 17mm 0EV]




総評 としては、すごくいいカメラです。コンパクトさを生かして、一眼レフを持ち出しにくいシーンでしっかり使え、役割分担ができます。ちょっとしたショルダーバッグにも入るので、いつでもどこでも持ち歩けるのがアドバンテージ。強力な手ブレ補正で暗いシーンにも強く、室内撮りにも最適。キットとして手に入れた17mm F1.8も使いやすく好印象。評価はまた別にしますが、人撮りにはベストだと思います。これから一眼レフのサブ機として使い倒していければと。それでは。






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2 Comments

ちょるお says...""
こんばんはー

やっぱり外付けのEVFはちょっとかさばる感じがありますね。
でもE-P5にVF-4の組み合わせだと、ほぼフラッグシップのE-M1と
同等の性能のマシンになるんですよねえ(笑)
フォーサーズ時代のレンズを使わないなら、これは最強のマシンです。

チルトモニターってやっぱり便利ですよねえ。。。
ペンタもK-S2でついに可動式モニターになりましたから、
おそらく今度のフルサイズにも導入されるのかな?どうかな?

でもオリンパスのモニターの便利のよさは、なんといってもタッチAFでしょうか。
おっちゃん、いつもAFはスポットで使ってて、
ピントを合わせてから構図を決めるんで、
とっさのシーンでは日の丸になっちゃってます(苦笑)

コンパクトさもひとつのスペックと思います。
小ささ、軽さはとても重要です。
ここ最近は痛みがありませんが、
一時期腱鞘炎がひどかったんで特にそう思います。。。

ペンタックスの単焦点もとても評価が高いですが、
オリンパスの単焦点もかなりいいですよね~(笑)
45mmF1.8とか75mmF1.8なんかもつかったらはまりますよ~。

5軸の手振れ補正はペンタより2段上、ニコンのレンズ内手振れ補正に比べても
おそらく1段は上のレベルかなと感じました。
今回新型のE-M5IIはなんと5段分って話ですから、
ほぼどんなシーンでも手持ち撮影でいけそうですよね。
2015.02.28 21:45 | URL | #- [edit]
KADEPY says...""
ちょるおさん、こんばんはー

VF-4はスペックはE-M1のEVF並みらしいですからね。センサー、5軸手ブレ補正、1/8000シャッターと性能は同等なので、あのサイズ、デザインでフラッグシップ並みというのは素晴らしいです。

使ってみてわかりましたがチルト液晶は便利ですね。背面液晶を使っての撮影だとアングルに制限されないので使いやすいです。
ただ、K-S2もついにバリアングルとなりましたが、一眼レフに必要なのかは疑問です。ほぼファインダー使用で、ライブビューなんてめったに使わないので。一眼レフで自撮りって滑稽だと思いませんか?ですがフルサイズ機も可動式になるとうわさですね。

タッチAFも便利ですね。あれこそ一眼レフでは味わえない機能。即シャッターを切るモードにしていてバシバシ撮りまくるのは快感。でも意図しないところでも勝手にシャッター切ってしまうので、結局元に戻すのですが(笑)

腱鞘炎だと一眼レフに重いレンズで撮るのはきついですね。そういう意味ではミラーレスが流行っているのもわかります。もうマイクロフォーサーズのシステムは手放されていますが、腱鞘炎はよくなったのでしょうか。


オリンパスの単焦点も評価いいですよね。ペンタの単焦点と共通しているのがコンパクトで写りがいいこと。FA limitedなんて、あれでフルサイズ対応ですからね。実際にフルで撮った時にどんな評価なのか楽しみです。
オリの単焦点は安くて手に入りやすいのもいいですね。75mm F1.8はおいといて、25mm F1.8、45mm F1.8あたりはすぐ買える値段なので、買って試してみたい気持ちもあります。単焦点で遊びたいです。でもちょるおさんが好きなのは75mm F1.8でしたっけ?

5軸手ブレ補正の効きにはほんとに驚きました。ペンタより数段上ですよね。ここはセンサーの小さいマイクロフォーサーズのメリットだと思います。APS-Cより制御はし易いでしょうから。これ以上は求めないのですが、新型のE-M5Ⅱは手ブレ補正をさらに強化してきたというのですからもうあきれますね(笑)
明るいレンズとの組み合わせなら、手持ち夜景も余裕でしょう。

2015.03.01 02:20 | URL | #- [edit]

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