アカウミガメの産卵
2017/6/10撮影 国頭村安田
K-1 + D FA28-105mmF3.5-5.6ED DC WR
満月の夜に砂浜へ。
月明りであたりが薄く照らされるなか、波の音とは別の、ザッ、ザッという音が。誰もいないはずなのに...と思いビビりながら近づくと、なんとそこにいたのはアカウミガメでした。今はウミガメの産卵シーズン。念願の産卵シーンに立ち会うことができました。
K-1 + D FA28-105mmF3.5-5.6ED DC WR
ウミガメが産卵中に涙を流すというのはいかにもキャッチーでドラマチックでロマンチックですが、実際には塩類腺という塩分を排出する器官があるからだそう。陸上で何時間も行動していたら目も乾燥してしまうため、それを防ぐ意味もあるでしょう。
しかし初めて生で見ましたが、確かにそう見えるんですね。正直ちょっとバカにしてたけど、わかっているならばそう捉えてもいいんじゃないかなと思えました。
K-1 + D FA28-105mmF3.5-5.6ED DC WR
午前4時頃と遅い時間だったため、おそらく産卵は終わった後でした。卵を埋めて隠すように、前足を使って懸命に砂をかけていました。数回かけたら止まり、しばらく休んでからフゥっと息をついて再びかきます。この浜は大きめの礫も多く、埋まった障害物に手こずりながらも必死に作業を続けていました。
近くでじっとして見ていると、ウミガメのサイズ、存在感を感じることができます。沖縄でこれだけの大きさの野生動物はなかなかいないため、デカいなーという印象。しっかりと息遣いを感じられます。
K-1 + D FA28-105mmF3.5-5.6ED DC WR
気が済むまで砂をかけたかなという後に、180°方向転換して海へと帰っていきました。
ウミガメは自らの生まれた浜に再び戻ってきて産卵を行うのだそう。今回の卵が無事に孵り、一匹でも多くの子ガメが成長して大人になって、この浜に戻ってきてほしいです。
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